マイクロフィックス

タップ穴検査、熱処理品質検査、渦流探傷等様々な非破壊検査に多くの実績

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2020.11.30

ブログ

『 つ 』

「つ」ができた。

「かさぶた」ができたことをこのように表現していました。

 

私の故郷だけで使っている言葉かと思っていましたが、調べてみると九州のいたる所で使われているようです。

ちょっとうれしくなっちゃいました。

ですが、なぜ「つ」なのでしょう。

血(ち)の後にできるものだから

痛(つう)が変化したもの

などいろいろな説があるようですが、はっきりしたことはわかっていないそうです。

少し残念に思いましたが、謎めいていることにおもしろさも感じました。

 

私たちは渦流検査器メーカーです。渦電流を使った検査は、理屈にそった形で結果を得られる場合もあれば、

なかなか思うような結果を得られない場合もあります。

OK品とNG品で渦電流の流れ方にどのよう違いが出ているのか、目で見ることができたならばどんなに楽だろうと思うこともよくあります。

しかし、見えないからこそ、様々な事を考え、挑戦していくことができるのだと思います。

そんな奥深く謎めいている渦電流を使った検査(トライ)の様子をお伝えします。

 

私 「今からお客様よりお預かりしたサンプルトライを行います。」

上司「了解。何のトライをするの?」

私 「巣穴検知トライです。タップ穴検査器MTD-100を使用します!」

上司「巣穴の大きさはどれくらい?」

私 「一番小さいのでΦ0.5です。」

上司「コンマ5ミリか~。なかなか厳しいね!?」

私 「はい、けど頑張ります!頑張らせてください!!協力してください!!!」

上司「わかった、わかった。圧が強いよ。それで、ワークは?」

上司「これは、社内で使うテスト用のサンプルでしょ」

私 「これはイメージ写真です。」

※検知したいΦ0.5程度の巣穴があるNG品が都合よく発生することはなかなかないため、

写真のようにタップ穴の横から人工的に穴あけて、巣穴(厳密には巣穴ではありませんが)を準備してもらいました。

この写真のようなサンプルだとイメージしてください。

 

私 「まずM6のタップ穴から始めます。センサをいくつか用意してみました。」

上司「小さい穴を検知したい訳だから、タップ穴全体を検査するようなセンサではなく、

一部分を集中的に検査できるセンサがよさそうだね。」

私 「コイルを巻いている部分が短いものがいいのではないかと思っています。いろいろ試しみます!」

上司「そうだね。これらのセンサ以外にも自分が思うようなセンサを試作して、トライしてみるのもいいと思うよ」

私 「はい!この取り組みはこれからの糧となりそうです。「血」が固まって「つ」ができるように…。」

上司「つ???」

九州の人ではありませんでした。

 

今日も楽しい職場です…