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2021.06.07

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なおす

「これなおしておいて!」と言われたらどう解釈しますか?

私は今でこそ「修理する」という意味でとらえますが、昔は「片付ける」という意味で使っていました。

調べてみると、関西や九州では「片付ける」が多く、それ以外の地域では、「修理する」が主流なようです。

静岡に長くいることで、いつの間にかとらえ方が変わったようです。

 

辞書で「なおす」を調べてみると、一番目には、

「壊れたものなどをもとの良い状態に戻す。修理する。修繕する。」

と書いてあるので、一般的には「修理する」の方なのでしょう。

それならば、「なおすとは、修理するの意味。片付けるの意味ではない。」

と偉い人が決めてくれればよかったのにと思ってしまいます。

地方から出てくる人たちが苦労することは、イントネーションやアクセントもそうなんですが、

こういう言葉の違いもあるという事をわかってほしいものです。

 

と、誰に何を怒っているのかわからなくなってしまったので、仕事の話に移りたいと思います。

 

私達は、検査器メーカーなので、「なおす」仕事も当然行います。

 

上司「今日はこのアンプの修理をお願いしたいんだけど」

私 「わかりました。なおすんですね。あっ、このなおすは『修理をする』という意味です!」

上司「…??とりあえず頼むね!」

 

 

熱処理品質検査器『MFT-200』です。

現行モデルは『MSK-100』なので、旧型のものとなります。

アンプ全面右側に【2007年7月】と表示があります。

 

私 「約14年前に納品したものですね。なんかわくわくします。」

上司「長く使ってもらってありがたいね。それで、不具合の内容だけど、

測定値が安定しないようなんだ。10年以上使っているし電源系の電子部品が怪しいと思うんだけど。」

私 「わかりました。調べてみます。」

 

電源電圧を調べてみると、電圧値に異常が見られました。

 

私 「電圧値を測定してみたら12Vであるべきところが0.253Vとおかしな値となっています。」

上司「やはり電源だったか。DCDCコンバータが寿命を迎えてしまったんだ。新しいものと交換しよう。」

 

 

不具合の原因は、写真のようなDCDCコンバータでした。

個体差はあるようですが10年以上経過すると故障してしまうようです。

今回故障していたものは1個だけでしたが、経過年数は同じのため4個全て交換しました。

 

上司「どう、なおった?」

私 「はい。交換したら正常な電圧値になりました。その後、出荷検査をしましたが

特に問題は見当たりませんでした。測定値も安定しています。」

 

上司「よし、じゃあ修理報告書を書いて、出荷検査表と一緒に返却しよう。」

 

 

不具合の原因と対応した内容をまとめました。

 

上司「無事になおってよかった。またこれで安心して使ってもらえる。」

私「そうですね。まだまだ何年も使ってもらいたいです。では、使った工具をなおします。」

上司「何?工具壊したのか!ものは大切にしろと日頃から…」

私「あっ、違います。片づけるってことですよ!」